片山萌美さんは映画「怪物」でどんな役を演じているのでしょうか?
監督を務めた是枝裕和さんからは片山萌美さんの演技を絶賛する声がありました。
しかし、主要キャストに片山萌美さんの名前は無く、謎な部分が多いんですよね。
そこで、片山萌美さん自身が「怪物」に出演した時のことや
作品を観た時の感想について語っていることをまとめました。
片山萌美が映画「怪物」で演じた役は「週刊誌の記者」
片山萌美さんは映画「怪物」に出演されていますが、
一体、何役で出演しているのでしょうか?
その答えは…、
「週刊誌の記者」の役です。
映画「怪物」のあらすじ
大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子供たち。
それは、よくある子供同士のケンカに見えた。
しかし、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。
そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した…。
下記動画の開始44秒あたりで、その“週刊誌の記者”に関する部分が映し出されています。
※1分30秒の動画です。↓↓↓
片山萌美さんが「週刊誌の記者」として出演し、
映画「怪物」という作品を観た時の感想について、次のように語っています。
この映画、本当に感想が難しいんです。
ある意味、いろいろな視点からのオムニバスのような映画構成になっているので、
誰視点で自分は共感するのか、
それだけでこの映画の感想が変わりそう。引用元:DOKUSO MAGAZINE Web
登場人物のうち、“誰視点で作品を観るか”によって感想が変わるという映画「怪物」。
そんな作品で片山萌美さんが「週刊誌の記者」を演じるにあたり、
台本を読む時のポイントととして、
「怪物」の台本を読むときには“弱い立場の人”に共感して読んでいたそうです。
一般的に「週刊誌の記者」といえば、
ある種の正義感をもっていろいろと真実を問い詰めるイメージがあるかと思うのですが、
片山萌美さんはこの映画を鑑賞した際に、
その“弱い立場”って実際のところ誰?という疑問に直面したようです。
正義のためにやることが、果たして本当に正義なのか。
人の内側なんてわからないのに、雰囲気でわかった気になるときもある。
それが全て捻れてく。
感想を言い合いたい。
この映画を観て、どう思うのか。
子どもを持つ親はどう思うのか。
教師は、記者は、噂好きの人は、子どもは?
みんなはどう感じるのだろう。引用元:DOKUSO MAGAZINE Web
視聴者によって見方や感想が変わってくる作品なだけに、
映画を観た人と感想を言い合ってみたいとおっしゃっていますね!
ちなみに片山萌美さんはいつも、自身が出演した映画を最初に観る時は緊張するそうなんですが、
この「怪物」の時はなぜかワクワクしたそうです。
その理由は詳細には語られていませんが、
もしかすると、片山萌美さんが以前にも是枝裕和監督の作品に出演していたことが関係しているかもしれません。
次に続きます。
片山萌美は映画「万引き家族」にも出演していた
片山萌美も出演している、話題のパルムドール賞受賞作品「万引き家族」本日より全国映画館にて上映しております!是非、劇場でご覧下さい! pic.twitter.com/dWew8dlc1H
— ウイントアーツ (@WINTARTS) June 8, 2018
実は片山萌美さんは以前に是枝裕和監督の映画「万引き家族」にも出演していました。
片山萌美さんが是枝裕和監督の作品に出演するのは実は2度目だったんですね。
この「万引き家族」は2018年に公開された映画で、
片山萌美さんが演じた役どころは、
-
(主要キャストの一人)佐々木みゆちゃん演じる「北条じゅり(りん)」の母親「北条 希」
- 娘を虐待している
- 山田裕貴さん演じる夫の「保」からは暴力を受けている
といったものでした。
また、この「万引き家族」と「怪物」の両作品に出演しているのは、
主要キャストを務めた安藤サクラさんと、片山萌美さんとなります。
是枝裕和監督から再び声がかかるって凄いですよね!
片山萌美の演技を絶賛する是枝裕和監督
是枝裕和監督は「万引き家族」で見せた片山萌美さんの演技を絶賛しています。
母親役を演じた片山萌美さんについて是枝監督は、
『すごく良かった』、『良すぎるほど』と絶賛していました。
是枝監督がそう感じた撮影中のエピソードがあります。
朝、リハーサルの段階で怒る芝居をやってもらったら、みゆちゃんが『もうこのシーン、撮りたくない。怖い』と言い始めてしまって。午前中は撮れなかったんです。お母さんと散歩にでかけてもらったら、(気持ちが)リセットされた。片山さんは本当は優しいんだよと理解してもらえて、そこから作り直したんです。
引用元:映画.com
それほどリアルな演技だった片山萌美さん。
映画「怪物」でも再び出演することになったのは必然だったかもしれませんね。
片山萌美さんにとって是枝監督と2度目の仕事ということもあって、
先に述べましたが片山萌美さん自身が「怪物」を鑑賞する時に「ワクワクした」というのは、
是枝監督が意図する作品づくりや撮影方法を理解していたことや、
求められる演技ができたことに由来するのかもしれませんね。
片山萌美のプロフィール
- 名前:片山 萌美(かたやま もえみ)
- 生年月日:1990年10月1日(2023年度、33歳となる)
- 出身地:東京都
- 身長:170cm
- 血液型:AB型
- 所属事務所:ウイントアーツ
- 肩書:女優、タレント、グラビア
最後に
片山萌美さんが芸能界に入った理由には、
もともとご両親がテレビや舞台で役者として活動していて、
片山萌美さんも幼い頃から芸能界に入りたいと思っていたからだそうです。
そんな片山萌美さんが是枝監督作品に出演し、
カンヌ国際映画祭にて「万引き家族」でパルム・ドール賞を受賞、
「怪物」ではクィア・パルム賞を受賞という快挙に携わっているって凄いことですよね!
女優業以外にも広く活躍されている片山萌美さんにこれからも注目ですね!
それでは、ここまでご覧いただきありがとうございました。