7/3の午前8:20頃、愛媛県松前(まさき)町で、幼稚園バスと軽乗用車が衝突事故を起こしました。
軽乗用車の運転手は無傷。バスに乗っていた数人が怪我を負っているとのこと。
しかし、事故が起きた場所は見通しの良い道でした。
そんな見通しの良い道でなぜ事故が起きてしまったのか?原因はなんだったのか?
『軽自動車の運転手がスマホを見ていたからでは?』といいう世間の声もありますが、
「コリジョンコース現象」というものが原因である可能性もありそうです。
愛媛県・松前町大間で幼稚園バスと軽乗用車が衝突事故!
2023年7月3日(月)の午前8時20分頃、
愛媛県、松前町大間(まさきちょう だいま)の道路で
『保育園バスと車が事故を起こしている。負傷者が多数いる』と
通行人の女性から消防に通報がありました。
現場は松前町大間の町道の交差点。
事故にあった幼稚園バスは、認定こども園の「エンゼル幼稚園」とのことです。
当時、伊予市方面に向かっていた幼稚園の送迎バスと、
側道からやってきた軽四自動車が出会い頭に衝突。
衝突した際、幼稚園バスは横転し、近くにあった倉庫に突っ込んだということです。
尚、この事故で怪我を負ったのは
- 幼稚園バスに乗っていた運転手を含めた大人3人(60~70代男女)
- 幼稚園バスに乗っていた園児4人(4~5歳)
合計7人が病院に搬送されており、
園児のうち1人は頭を切るなどの重症を負いましたが、
命に別状はなく、他の6人は軽症とのことです。
対して、軽乗用車に乗っていたのは松前町のパート職員の27歳の女性で、
怪我はなかったとのことです。
なぜ!?松前町大間の見通しの良い道での事故
事故の現場となった松前町大間(まさきちょうだいま)の道は
重信川(しげのぶがわ)に沿ってのびている片側1車線の道路です。
この道路は見通しの良い直線道路で、信号のない交差点でした。
実は、今年6月にも愛媛県松前町の町道の交差点で同様の事故が起きていました。
- 原付きバイクとトラックが衝突し
- バイクを運転していた82歳の男性が意識不明の重体
- トラックを運転していた松男性にけがは無し
- 現場は農地に囲まれた見通しのよい町道
- 信号機のない道幅の狭い交差点で、双方は出会い頭に衝突
- トラック運転手は「ぶつかる直前まで相手に気がつかなかった」
なぜこのような見通しの良い道で事故が起きてしまうのでしょうか。
理由の一つに、「コリジョンコース現象」というものが挙げられそうです。
イメージ動画
コリジョンコースのコリジョン(collision)とは「衝突、激突」の意味です。
人間が持つ視野の範囲は、前方に左右それぞれ100度前後だそうですが、
人間の視覚・視野の特徴として、
周りに見えてはいても「動いていないものは認知しづらい」ということがあるようです。
長距離を走行していても背景がほとんど変化しない平地などで、
道路が直角に交差する交差点で発生しやすいんだそうです。
田園などでは無い道でこういった交差点があれば、
おそらくカーブミラーなどの設置があるかと思いますが、
松前町などの田園地帯では直角に交差する交差点は多すぎるでしょうし、
運転手がより一層の注意を払う必要があるのかもしれませんね。
最後に
今回の愛媛県松前町大間の衝突事故の原因はまだ調査中とのことです。
怪我を負われた方々の早い回復を願います。