お笑い芸人のたむらけんじさんが50歳を機にアメリカに活動の拠点を移す話題ですが、
なぜこのタイミングでの決断だったのか?
アメリカでの新生活を始めるに至った理由はなんだったのか?
また、具体的にアメリカのどこに拠点を構え、どういう活動をしていくのか?
たむらけんじさん自身が語った想いから、その“理由”に迫ります。
たむらけんじがアメリカで新生活を始める理由5選!
まず結論として、たむらけんじさんがアメリカで新生活を始める理由5つを挙げます。
- 芸人として燃え尽きたから
- 50歳の節目で再チャレンジするため
- グランドキャニオンで感じた直感があったから
- コロナ禍で人生について考える時間があったから
- アメリカで新事業をするため
それぞれどういうことなのか、一つずつ紹介していきます。
①芸人として燃え尽きたから
たむらけんじさんは1992年頃からお笑い芸人として活動しており、
その芸歴は2023年現在、31年目を迎えます。
そんな たむらけんじさんがアメリカへ出発する直前のレギュラー番組は7本ありました。
たむらけんじのレギュラー番組一覧(※渡米直前)
- 「探偵!ナイトスクープ」/ 朝日放送テレビ
- 「よ~いドン!」/ 関西テレビ
- 「おはよう朝日です」/ 朝日放送テレビ
- 「大阪ほんわかテレビ 」/ 読売テレビ
- 「せやねん!」/ 毎日放送
- 「たむらけんじのぶっちゃ〜けBar」/ eo光テレビ
- 「GAMBA TV〜青と黒〜」/ 毎日放送
「レギュラー番組7本」という売れっ子芸人のたむらけんじさんは、
これら全ての番組を降板して渡米する決断をしました。
しかし、『芸人の仕事ってめちゃくちゃ楽しくて、最高なんですよ。』と語っています。
それというのも、
たむらけんじさんは「ダウンタウン」の2人に憧れて芸人の道を志しました。
そんな憧れの「ダウンタウン」とは番組『水曜日のダウンタウン』でも共演を果たし、
2014年10月放送開始の『松本家の休日』では、
たむらけんじさんが『神』と崇める、
松本人志さんとレギュラー番組を共にすることも叶いました。
しかし、この番組はコロナの影響により6年半で終了となってしまいました。
その当時、たむらけんじさんはこんなことを思っていたようです。
自分のお笑い能力でいくとMAXの仕事をしちゃった。そのMAXの仕事が終わっちゃった虚しさ、寂しさがあって。お笑いに対するチャレンジ精神と言うか、「第7世代」が出てきましたって言われても、戦う気がしなかったんです。
引用元:THE WORDWAY
そんな風に感じたたむらけんじさんは、
大好きなお笑いの世界だからこそ、
“芸人としての向上心を持てなくなった自分はこの世界に居るべきではない”
という結論に至ったようです。
またある時、渡米することに関して質問した記者に対しては、
お笑い芸人としては燃えつきた。もうこれ以上はないです。
1回、区切りをつけて違うところに飛び込んでみたいなと。
と、回答していました。
②50歳の節目で再チャレンジするため
2023年5月4日に誕生日を迎えたたむらけんじさんは「50歳」という節目を迎えました。
そんなたむらけんじさんは「80歳までは生きる!」と決めているそうで、
(寿命を決めることは無理では?と思いますが…)
18歳の時に「芸人になる!」と決意し、
芸人としての人生が始まって「30年」が経過したことになります。
…とここで、「50歳」を迎えた“今”から「80歳」までの年月というのは、
これまでの芸人人生と同じ「30年」という年月を過ごすということ。
この感覚・考えを持っていたたむらけんじさんは、こう語っています。
この30年をこの大好きな芸人のままでやるのか、それとも新たにリスクは背負うけども、もしかしたら芸人の仕事以上に楽しい場所があるんじゃないかなって思った時に、「ちょっと、そっち行ったろかな」と思ったんです。
引用元:THE WORDWAY
18歳の高校出た何もわからん若造の僕が、この芸人の世界に飛び込んだ時のあのワクワク感をもう1回味わいたいっていうのが、一つ大きな理由ですね。
引用元:THE WORDWAY
仲間と離れたり、収入を失ったりするリスクを背負わないと次のものは得られないと僕は思うんです。
引用元:AERA.dot
③グランドキャニオンで感じた直感があったから
たむらけんじさんがアメリカ行きを決断したのは2019年だそうです。
たむらけんじさんは、ヨーロッパ諸国など
いろいろな国を訪問した経験がありますが、
その中でアメリカを選択したきっかけは、
45歳の時に訪れたグランドキャニオンでの出来事だそうです。
たむらけんじさんはグランドキャニオンを訪れた際、
直感的に『ボクはここに戻ってこないとアカン。ボクはここにおるべき人間や』と思い、
その時、人生観も変わったといいます。
また、「アメリカ」というお国柄にも魅力を感じたようです。
アメリカの“われ関せず感”かなと。なんというか、アメリカの「人に干渉しない」感覚がすごくひかれたんです。
引用元:AERA.dot
④コロナ禍で人生について考える時間があったから
たむらけんじさんは、先に述べたアメリカでグランドキャニオンを訪れた際の感覚を内に秘めたまま、
世の中はコロナ禍に突入し、いろいろな制約があった3年という時間を過ごす中で、
自分の人生について考える時間が十分にあったことです。
その結果、50歳になることを機に『動かないと、もうアカン』とアメリカ行きを決断するに至ったようです。
⑤アメリカで新事業をするため
『ぶっちゃけ、何も決めていない。それが本音。』
『とりあえずは、アメリカを知ろうと思う。そこで何か好きなことが見つかってビジネスになるかもと思っている。』
『何もかもスケールが大きい中で、今とは違うことをやってみたい。その思いが湧きあがってきたのもありました。芸人ではない新しい仕事をする。しかも、アメリカでそれをする。』
たむらけんじのアメリカでの活動拠点はどこ?
これからの拠点はハリウッド。
アカデミー賞の授賞式で有名なドルビーシアター(旧称・コダックシアター)というところから
車で15分ほどのところに2022年11月から2LDKの家を借りている。
築60年で家賃35万円。
住んでいないのに家賃を払い続けていたので、金銭面で大変だったそう。
ビザに関してはエンタメ関連のものを取得したが、
エンタメ関連の仕事しかできないので、例えばマクドナルドでのアルバイトもダメ。
仕事の依頼はすでにあり、
「Travis Japan」が出演した野外音楽フェスの「ライジング・ジャパン・ミュージック・フェス」の司会や
ラジオ局からのオファー、そしてラスベガスでのジャパンフェスなど。
『まずは1年ぐらい語学の学校に通いながら、ブラブラして見聞を広めたい。』
『グリーンカード(永住者カード)を取得できたら、もちろんいろんなことに挑戦したい。』