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【なぜ】千葉県でイルカが大量に打ち上げられた原因は?地震の予兆!?

【なぜ】千葉県でイルカが大量に打ち上げられた原因は?地震の予兆!?

2023年4月3日午前6時25分頃、千葉県一宮町の釣ヶ崎海岸付近で「波打ち際にイルカが打ち上げられている」とサーファーの女性から110番通報があったとのことです。

なぜ大量のイルカが海岸に打ち上げられてしまったのでしょうか?

専門家やSNSの声をまとめました。

千葉県で大量のイルカが打ち上げられている!?

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千葉県一宮町役場などによると、釣ヶ崎(つりがさき)海岸から約500メートル南の

いすみ市の太東(たいとう)海岸にかけて、体長約2メートルのイルカが約30頭打ち上げられました。

報道では女性サーファーからの一方とされていますが、

実はそれよりも前の午前5時35分頃に、男性から「イルカが10頭ぐらい打ち上げられている」と110番通報があったそうです。

その後、打ち上げられたイルカのほとんどはその場に居合わせたサーファー20名以上や、

町役場職員の救出活動により無事に海に返されたようですが、約5頭が死亡してしまったとのことです。

打ち上げられたイルカの種類は?

今回、海岸に打ち上げられてしまったイルカは「カズハゴンドウ」という種類のイルカで、

カズハゴンドウは、ハクジラ類というものに分類されるイルカです。

以下の図はイルカの種類によってどんな餌を食べているかの調査まとめです。

カズハゴンドウ北海道大学 CoSTEPより引用

 

また、カズハゴンドウの特徴として、体重は300kg程度にまで成長すると言われており、

背びれは少し鎌状に尖った形をしていて、胸びれは細長いというのが特徴です。

また、頭は少し丸みがあり、口先や、首からお腹にかけての部分が白っぽくなっているのも特徴として挙げられる点です。

カズハゴンドウの特徴水族館.comより引用

報道による専門家の見解

今回、なぜ大量のイルカが打ち上げられてしまったのでしょうか。

イルカ・クジラウォッチング船を運行し、鯨類の調査活動を行っている銚子海洋研究所(千葉県銚子市)の宮内幸雄所長によると、

『カズハゴンドウは海水が暖かい沖合に生息する。集団でエサの魚を深追いするうち、千葉県沿岸の冷たい海に入り、体がまひして打ち上げられた可能性がある』

『水温や地形など複数の要因が重なって発生したのでは』

『カズハゴンドウは南からエサを求めて北上してくる。その際に27、28度程度の温かい水域から14、15度程度の冷たい水域に入ることで体がマヒし、風に流された可能性が高い』

と推測されています。

カズハゴンドウの生態を知る専門家ならではの視点ですね。

大量のイルカが打ち上げられたのは地震の予兆?SNSなどの声まとめ

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SNSやYahoo!コメントなどでは、専門家とは別の見解が挙がっていました。

鯨やイルカの座礁、打ち上げは太陽活動の影響という研究がある。鯨やイルカは地磁気を利用して移動するので、太陽活動が活発になると地磁気が乱れてこのような現象が起こるらしい。

 

去年イギリスの研究チームが座礁する原因を調べるために座礁したイルカ達を調べたところ脳内にアルツハイマーと同じような病態が見つかったと論文を出してた。群れのリーダーが高齢になって認知症のようになると海岸方面に行ってしまって群れはリーダーに着いていくからみんな座礁してしまうって。

 

イルカの座礁は江戸時代からあったようなので、温暖化によるものと言う理由だけではないようですね。

 

また、多くの方が気にされていたのが「大地震の予兆では?」という見方です。

 

ただ事ではないのは確かですが、大地震は現実とならないことを願うばかりです。

最後に

大量のイルカが打ち上げられ、死んでしまったイルカがかわいそうでなりません。

何かハッキリした原因が解明され、今後もしまた同じ事態が起きた場合に教訓として活かされることを願います。

ですが、イルカの救助に当たられたサーファーの方々や役場の職員の方々、

朝から、冷たい水の中での作業は本当に大変だったと思います。

どうか体調など崩されませんように…。

それではここまでご覧いただきありがとうございました。

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