2023年に紅白歌手となった大泉洋さんは、なぜ歌が上手いのでしょうか。
その理由には5つのポイントがあるようです。
大泉洋さんといえば、俳優業やタレント業のほか、
ジブリ作品などでの声優といったイメージがある方も多いのではないでしょうか。
そんな大泉洋さん、実は昔から「歌手」としての顔もあり、CDデビューもされています。
そこで今回は、大泉洋さんの“歌がうまい”とされる理由を、5つの観点から考察していきます!
大泉洋プロフィール

- 名前:大泉 洋(おおいずみ よう)
- 生年月日:1973年4月3日生まれ
- 出身地:北海道江別市
- 身長:178cm
- 血液型:B型
- 趣味:料理、ゴルフ
- 所属事務所:CREATIVE OFFICE CUE、アミューズ
- 所属:演劇ユニット・
TEAM NACS - 所属レコード会社:A-Sketch
大泉洋さんは2020年の「NHK紅白歌合戦」から3年連続で司会者を務め、
2023年の「第74回NHK紅白歌合戦」には白組の歌手として出演を果たしています。
そんな歌手としての一面がある大泉洋さんは、
2023年12月にはリサイタルツアーを開始し、2024年2月には武道館でのステージも控えています。
大泉洋の歌がうまい5つの理由!

大泉洋さんの歌が上手いとされる理由を考えていく以前に、そもそも…
「歌が上手いってどういうこと?」
「なんでこの人の歌を“うまい”と感じるんだろう?」
といったことについて調べてみました。
すると、歌が上手いと感じる要素には5つのポイントがありました。
- 音を外さない
- 声量がある
- 声に抑揚があり表現力がある
- ビブラートや裏声が使える
- リズム感がいい
そこで大泉洋さんの歌唱についていろいろな角度から調べてみたところ、
これら5つの要素すべてに該当することがわかりました。
というわけで、1つずつ詳しく紹介していきたいと思います!
理由①:音を外さない〈絶対音感があるから〉
歌が上手いという大前提とも言える「音を外さない」ということについてですが、
大泉洋さんはどうやら絶対音感の持ち主のようです。
大泉洋さんは幼い頃から中学までピアノを習っていたそうなので、
自然と絶対音感が身に付いたと思われます。

そのため非常に音感が良く、歌う時にも音を外さずに歌えるのでしょう。
また、大泉洋さんと関わりの深い音楽プロデューサーの田中一志(通称ター・ナー・カー)さんという方が、次のように語っています。
無伴奏で好きなメロディを歌ってもらい、それをソフトで音に合わせても、まったくピッチが狂わず変調とかにも全然問題ない。絶対音感は持ってる。
引用元:ROLAND MUSIC NAVI Vol.27より
このように、大泉洋さんはイメージした通りの音程を歌うことができるようです。
それがよくわかる動画が、大泉洋さん出演の「ヤクルト400W」のCM。
2022年5月に公開されたこのCMでは、大泉洋さんがアカペラで「ハナミズキ」を歌ったことが話題となりました。
※1分30秒の動画です。
そのほか大泉洋さんは、音を外さないことが重要となる“ハモリ”もできてしまいます。
次の動画は大泉洋さんとミュージカル俳優の山崎育三郎さんがコラボして歌っているものですが、
曲の後半で大泉洋さんはメロディーの上パートで見事なハモリを披露されています。
↓↓↓
songsの大泉洋さん、かっこいいとか歌上手いとかハモリぃ!とか色々言いたいことあるんだけど、
なによりも衣装のスーツがかっこよすぎて是が非でも特定したいのだが、どこの服なのだろうか、、、 pic.twitter.com/rYrqGE6WVt— クロ (@K_berserker) October 18, 2021
以上のように、
大泉洋さんには絶対音感があり、音を外すことなくハモることもできる、という歌の上手さがあることがわかりました。
理由②:声量がある〈舞台俳優だから〉

先ほどの理由①でご紹介したハモリ動画をご覧いただくと、
大泉洋さんにはしっかりとした声量があることもおわかりいただけたかと思います。
そこで、「じゃぁなんでそんなに声量があるの?」と考えた時、
その理由として挙げられるのは大泉洋さんが舞台俳優だからということです。
大泉洋さんの舞台俳優の始まりは、
まず大学時代(1994年)に演劇研究会に入り、その後「劇団イナダ組」へ入団。
そして現在も所属している「TEAM NACS」での舞台活動と続いています。
舞台で演じるためにはやはり、
- 発声練習による体の使い方
- 劇場全体に届く声の大きさ
などを修得する必要があるでしょう。
そんな舞台俳優としての経歴が、
大泉洋さんが歌をうまく歌うための「声量」に繋がっているのだと思います。
ちなみに大泉洋さんは舞台で演じる以外に舞台の脚本や演出などもされています。
理由③:声に抑揚があり表現力がある〈声優だから〉
大泉洋さんの肩書の一つに「声優」があります。
「これって大泉洋さんがやってたの!?」というキャラクターも多いのではないでしょうか。
↓↓↓
@k.yumyum #大泉洋#多々良#国語教師#かかしのカブ#グリンチ#キ・キーマ#山下医師#ぺぺ・ベネンヘリ#番台蛙#レイトン教授 ♬ オリジナル楽曲 – ゆう
代表的なところでは、複数のジブリ作品で出演歴があります。(一部抜粋)
- 千と千尋の神隠し(番台蛙の役)
- 猫の恩返し(国語教師の役)
- ハウルの動く城(かかしのカブの役)
そのほか、「ドラえもん」の映画作品や、映画「グリンチ」の主人公、
テレビアニメ、ゲーム「レイトン教授」のシリーズなど、
様々な作品で声優を務めていらっしゃいます。
映画「シング・フォー・ミー、ライル」の吹き替え
大泉洋さんが声優を務めた作品の中でも、特に注目したい作品があります。
それは2023年3月24日に公開された映画「シング・フォー・ミー、ライル」。

大泉洋さんはこの作品で日本語吹替版での主人公“ライル役”を務めています。
このライルというキャラクターは、
『言葉を話さず、歌だけで想いを伝えるワニ』
という役だったため、大泉洋さんは劇中でのセリフは無く、歌のみでの挑戦となりました。
そんな大泉洋さんはこの作品で、一味違った歌声を披露されています。
※本家とコラボした1分20秒の動画です。
↑こちらの動画を視聴すると、
とても抑揚のある歌唱と、大泉洋さんが持つ優しい声色が魅力だと感じます。
ちなみに、ライルの本家の声優を務めたショーン・メンデスさん(当時24歳)と大泉洋さん(当時49歳)は、
25歳という年の差がありました。
しかしそんな年齢差が全く気にならないほど、大泉洋さんの歌声はとても魅力的なものになっています。
そんな大泉洋さん、実は本国スタッフによるボイステストのために、
ライル役のオファーを受けて以降、長期に渡るボイストレーニングを受けていました。
そんな努力の甲斐もあって、映画関係者から絶賛の嵐を受けました。
以下の動画では大泉洋さんの歌声について、スーパーバイザーのジョディさんという偉い方から
『洋の歌声はスイートで、エモーショナルで、見事に我々の期待を超えて素晴らしかった!』
と絶賛のコメントがあったようです。
また、この映画のオリジナル楽曲を手掛けたパセク&ポールさん(ハリウッドのミュージカル界の第一線で活躍)からは、
大泉洋さんへのコメント(手紙)も寄せられました。
あなたの歌声は、ライルの歌に温かさと優しさをもたらしてくれました。
あなたの歌が、ライルを愛らしいキャラクターとして照らし、そして何より、 ライルに言葉を与えてくれたのです。引用元:SONY PICTURES
大泉洋さんの完璧な声優に満足されたようですね。
この作品で魅せた大泉洋さんのウィスパーボイスやハイトーンでの歌唱などから、
大泉洋さんはとても表現力豊かな歌唱ができる人だということがわかりました。
理由④:ビブラートや裏声が使える〈モノマネができる〉

大泉洋さんの特技の一つに「モノマネ」があります。
大泉洋さんはこの「モノマネ」という特技を使うことで歌の上手さが増しているとも言えそうです。
大泉洋さんのモノマネレパートリーには、
- TEAM NACSのメンバー
- 親戚や友人などの身内
- 芸能界で共演した著名人
などなど、60人以上のレパートリーがあるそうです。
そんな数ある大泉洋さんのモノマネレパートリーの中から、歌手の方を挙げてみます。
- 北島三郎さん
- 福山雅治さん
- 松山千春さん
- 和田アキ子さん
- マイケル・ジャクソンさん
この中にある和田アキ子さんのモノマネを披露している動画がありましたのでご紹介します。
※約30秒の動画です。
ここで大泉洋さんがモノマネされているのは、昔、CMで流れていた和田アキ子さんの歌ですね。
大泉洋さんは和田アキ子さんの歌い方の特徴をよくつかんでいらっしゃるのではないでしょうか。
そのほかにも、モノマネとは少し違いますが、
演歌歌手の細川たかしさんとの共演のシーンでも、モノマネに近い歌い方をされています。
北酒場全編動画 #紅白歌合戦2021 #紅白歌合戦 #笑点 #東京事変 #北酒場 #和久田麻由子 #川口春奈 #大泉洋 #細川たかし pic.twitter.com/baI7x77jSt
— 兼好法師 (@gongzeyoumen1) January 1, 2022
こちらの歌唱では、細川たかしさんの歌い方に寄せて、
とてもビブラートを効かせた歌い方をしていらっしゃいます。
そして他にも、マイケル・ジャクソンさんの真似をしている時には、
ファルセット(裏声)を駆使してモノマネされています。
以上のように、いろいろな歌い方をモノマネされていることで、
大泉洋さん自身の歌唱法にバリエーションが生まれ、それが歌の上手さに繋がっていると思われます。
理由⑤:リズム感がいい〈バンド&作詞作曲活動〉

大泉洋さんは「大泉バンド」というバンドを組んでいたことがあります。
このバンドは、北海道のテレビ番組「鈴井の巣」の企画で発足したバンドで、
大泉洋さんの「紅白に出たい!」という夢を叶えるために始まったものでした。
この「鈴井の巣」など、大泉洋さんがまだ北海道を拠点に活躍されていた頃、
- 作詞:大泉洋
- 作曲:奥田民生
- 楽曲名:負け戦
という曲でバンドデビューをしています。
このデビューを皮切りに、大泉洋さんは作詞活動のほか、作曲も手掛けています。
その数はウィキペディアに載っている曲だけでも20曲以上あり、CDデビューもされています。
そんな生演奏に携わるバンド活動をする中で、大泉洋さんは確かなリズム感を培っていったと思われます。
以下の『君には』という楽曲の動画内(開始43秒頃から)には、大泉洋さんが作詞している様子が描かれています。
ちなみに、大泉洋さんが作詞した楽曲の中で『本日のスープ』という歌は一世を風靡し、
2024年3月20日発売のCD『YO OIZUMI ALL TIME BEST』には、
大泉洋さんの最新曲『あの空に立つ塔のように』(玉置浩二さん作曲)と共に収録されています。
以上、バンド活動を始めCDデビュー、そして作詞作曲の活動をされている大泉洋さん。
いいリズム感がないと成し得ない事だと思いますし、歌を上手く歌うための大事な要素だと思います。
まとめ
大泉洋さんの歌が上手い理由について紹介してきました。
以下に要点をまとめます。
- 絶対音感があるため、音を外さずに歌うことができる。
- 舞台俳優で鍛えられた発声で声量がある。
- 声優業で磨かれた表現力がある。
- モノマネで培われた独特の声の出し方やビブラートができる。
- バンド活動での作曲活動などでリズム感がいい。
大泉洋さんはとても多彩な能力を活かして歌うことで、「歌が上手い」と評価されているようですね。
以上、ここまでご覧いただきありがとうございました。